あらすじ
テオロッドとオルディアによる式術と科学の大戦から十数年。
ロッド大陸は、新たな時代を迎えていた。
蒸気機関車が大陸を走り、
国家間の争いもなくなった。
世界はめまぐるしい発展の時代を迎えていた。
そんな平和な時代に生まれた少年、アラタは、
どこにでもいる普通の十四歳──のはずだった。
かつて仲間と共に世界を救った父、ユイトは、
アルカディアの議長として多忙な日々を送っていた。
アラタは、世界最高峰の式術師たちに囲まれて育ちながらも、
自分だけが何者にもなれないような焦りを抱えていた。
そんなある日。
幼馴染たちと共に海を渡った先で、
彼らは〝存在しないはずの文明〟へと辿り着く。
そこに広がっていたのは、
草原を旅する遊牧民族、
階級によって支配された都市国家、
そして、ロッド大陸とはまるで違う文明だった。
剣士の少女メイ。
紫炎を操る天才少年キセキ。
自由奔放な旅人エルデネ。
そして、草原で出会った少女アイネ。
少年少女たちは旅を続けながら、
やがて世界そのものに隠された秘密へ近づいていく。
これは——運命に立ち向かっていく者たちの、新たな戦記。