あらすじ
『夜の国』と『朝の国』
争いを終わらせるため、生まれたばかりの王子と姫は、未来の婚約者として結ばれた。
『星の名を持つ王子』と『朝顔の姫』誰もが、二人が平和の象徴になると信じていた。
――だが、夜と朝が結ばれる未来を憎む老いた魔女は、二人へ呪いをかける。
王子には、朝日に触れれば消える呪いを。姫には、夜になると永い眠りへ落ちる呪いを。
夜しか生きられない王子と、夜になるたび眠ってしまう姫。二人は同じ時間を生きることすら許されなかった。
それでも王子は夜を待ち、姫は眠りへ落ちるその瞬間まで、王子に手を伸ばす。
これは、決して結ばれてはならなかった二人の、優しくて残酷な恋物語。