あらすじ
空には空の。
海には海の。
そして地上には地上の。
それぞれの領域には、それぞれの種族が生きていた。
しかし、その理由を知る者はいない。
ただ「昔からそうだった」という常識だけが残っている。
地上で暮らす青年・ヴァレイス・カナタは、
幼い頃に父から聞いた古い文献をきっかけに旅に出る。
そこに記されていたのは、
「かつて世界は交わっていた」という言葉。
彼はそれを御伽噺としてではなく、こう受け取った。
――我々は、かつて出会っていたのかもしれない。
これは、世界の果てを旅する物語ではない。
まだ知らない“出会い”を探す物語である。