あらすじ

地方の小さな町で工場勤めをしながら暮らす青年・景司。唯一の趣味は、古びたアパートの風呂場で昭和歌謡を熱唱することだった。ある日、勢いで挑戦した『のど自慢』で、緊張のあまり転びかけながらも必死に歌い切った姿が話題となる。以来、祭り、老人ホーム、ラジオ出演など、なぜか“転びそうで転ばない男”として町の人気者になっていく景司。しかし本人は、ただ歌で誰かが笑ったり元気になったりすればいいと思っていただけだった。 やがて動画配信をきっかけに東京の芸能事務所から声がかかり、戸惑いながらも上京。都会の華やかな世界に翻弄されながらも、不器用に歌い続ける景司の姿は、多くの人の心を打っていく。そしてついには紅白歌合戦出場という夢の舞台へ。 失敗しても立ち上がる。笑われても前を向く。そんな景司の姿を通して、“うまく生きられなくても人生は悪くない”と温かく語りかける。それが景司の夢だった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/05/27
  • 現在の作品転んでも歌え 風呂場のスター景司物語