あらすじ
王太子の婚約者である伯爵令嬢リディアは、卒業夜会の場で突然、婚約破棄と断罪を言い渡される。
罪状は、聖女候補への嫌がらせと王宮機密書類の改竄。
しかし王太子が突きつけた証拠は、実はリディア自身が王宮監査室で作成した、王太子と聖女候補の不正を暴くための監査資料だった。
地味な令嬢と侮られていたリディアは、淡々と証拠を読み解き、夜会の場で断罪をひっくり返していく。
「その書類、私が定時前に作ったものです」
婚約者の座も、飾りの役目も、もういらない。
冷徹な宰相補佐に正当に評価された美貌の文官令嬢は、自分の名前で働く明日を選ぶ。