あらすじ

前世でも今世でも、生きる理由なんて見つからなかった。 教会の地下研究所に囚われた少年―――実験体4号。 通称フォーカー。 十歳の頃に孤児院から売られ、吸血鬼の少女“0号”の血液を投与されたことで、不死身に近い再生能力を得た彼は、以来四年間、研究材料として腕を切られ、骨を砕かれ、死ぬことすら許されない日々を送っていた。 そんなある日、フォーカーは研究所最深部に囚われた銀髪赤目の少女、実験体0号と出会う。 角を持つ吸血鬼の少女は、血を吸いながら申し訳なさそうに謝り、そして毎日のように彼へ外の世界の話をねだった。 「学校ってどんな場所?」 「友達って、どうやって作るの?」 「ねえ、外の世界って楽しいのかな」 生きることを諦めていたフォーカーと、外の世界を夢見る0号。 これは、死ねればそれでいいと思っていた不死身の実験体が、一人の少女との逃避行の果てに、もう一度明日を望むようになるまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/05/27
  • 現在の作品銀髪吸血鬼少女が外の世界を見たいと言ったので、組織から逃げすことにした話。