あらすじ
「――チッ、クソ喰らえだ、勇者なんて……!!」
世界を救った伝説の聖剣を称える「聖剣祭り」。誰もが勇者に憧れるその街で、守衛隊の青年・ペプシルだけは「勇者なんて国の駒だ」と吐き捨て、平穏な日常を望んでいた。
しかし、謎の少女・オサリアとの出会い、そして突如として街を襲った巨大な魔物の出現が、彼の退屈な日常を一変させる。
目の前で破壊されていく大好きな街と、大切な居場所。
絶体絶命の危機を前に、青年が選んだのは、もっとも嫌悪していた「勇者」の力だった。
光の奔流と共に引き抜かれた聖剣。望まぬ力を手にした皮肉屋な青年は、自身の愛す街のために憎い刃を振るう。