あらすじ

地方高校の放送委員・瀬尾侑は、昼休み放送の原稿に見覚えのない一文を見つける。 本日の欠席番号、17-水-04。 読むはずのないその番号は、廃止前の旧プールの水面にも浮かんでいた。欠席の多い同級生・塩津透子は、それを見ずに言う。 「明日欠席する人の番号だよ」 まずい紙パック飲料、文化祭準備、補習、保健室、放送室、屋上給水塔。 くだらない高校生活の隙間に、記録されない声と、一秒だけ消える音が混ざっていく。 これは、夏の学校で誰かの声を残そうとする話。 けれど、残せるものはいつも少しだけ足りない。

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カクヨム
カクヨム2026/05/27
  • 現在の作品欠席番号は夏の底