あらすじ
魔術とは、防御魔術と治癒魔術を併用して初めて成立するもの。
ゆえに、そのどちらも扱えないラグナイト・イグレウスは魔術師として【欠陥品】であった。
防御魔術を扱えない、治癒魔術も扱えない、おまけに身体能力まで低い。
魔術の名家、イグレウス家に生まれながらも、彼は家一番の落ちこぼれとしての扱いを受けていた。
そんな先の見えない日々の中で、ラグナイトの身体にはたった一つ、規格外の高火力を持つ雷魔術のみが宿っていることが判明する。
ならば、全てを鍛え上げた轟雷で瞬時に焼き尽くしてしまえばいい。そうすれば、防御や治癒が使えなくとも――
その気づきの果てに、無防御主義を掲げる幼き魔術師の覚醒が始まる。