あらすじ

8歳の時に父を亡くした高瀬紬のもとに、ある日、母が20年間使わずに置いていた金の存在が明かされる。 それは、亡き父・高瀬修司のもとへ、毎年100万円ずつ送り続けられていたものだった。 送り主は、かつて父が関わった町工場の家族。 父が守ろうとした会社。 救われた娘の夢。 返せなかった人たちの後悔。 そして、使えなかった母の20年。 紬は、父の死の向こう側にあった仕事と、家族の痛みを知っていく。 これは、ただのお金の話ではない。 返せなかったものを、誰かの未来へつなぎ直す物語。 消えてしまったと思っていた灯は、 まだ、誰かの足元を照らしている。

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カクヨム
カクヨム2026/05/27
  • 現在の作品灯の金 -ともしびのかね-