あらすじ
※こちらは「マリアの恋人」「カドミウムレッドの瞳」「原罪の家」の続編です。
盲目の少女・遠藤真実と、過去の秘密を抱えた青年・遠山悟見。
少しずつ“バディ”らしくなってきた二人だったが、夏祭りの夜を境に、その関係は大きく揺らぎ始める。
真実は、遠山がひとりの女性と口づけを交わす瞬間を目撃する。
そして、数日後――その女性が火災によって命を落としたことを知る。
しかし、それですべてが終わったわけではなかった。
突然、姿を消した遠山。
死んだはずの美しい人。
そして、“家族”を演じる者たちが暮らす奇妙な家「Un foyer」。
消えた遠山の行方を追う真実と研一は、やがて、ある“違和感”へ辿り着いていく。
夏祭り、キス、そして喪失。
これは、誰かの「やさしいまなざし」を求め続けた人々の、ひと夏の夢の記録。
盲目の少女×危険な青年が人の心の闇を暴き出す――
動機重視の“非本格”ミステリー、第四巻。