あらすじ

北境方面軍、第七ケーニッヒ師団。 泥と魔煙にまみれた最前線で、彼らは魔王軍と土色大鬼の群れを相手に、今日も死なずに戦っていた。 しかし、彼らの本当の敵は前方だけではない。 王都参謀本部は、反抗的で生き残りすぎる第七師団を疎んでいた。 上層部の机上作戦の誤りを、現場で成果を出すことで証明してしまうからだ。 そしてある日、師団の要石だった元先任曹長ライナー・ヴォルフラムは、計画的に軍籍を剥奪される。 階級章も、命令権も、補給権限も失った。 だが、彼は師団を見捨てなかった。 軍籍を失ったことで、逆に後方司令部の監視から外れたライナーは、姿なき斥候、非公式の補給線、影の狙撃手として、死地に送られ続ける第七師団を支え始める。 勝利ではない。 栄光でもない。 ただ、生き残ること。 それこそが、彼らの死を待つ王都参謀本部への最大の反逆だった。 泥をすすれ。 靴を乾かせ。 魔石を数えろ。 負傷者を担げ。 第七ケーニッヒ師団は、まだ死んでいない。

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小説を読もう2026/05/27
  • 現在の作品追放された曹長は、死地の師団を見捨てない 〜上層部が犬死にを望むなら、生き残ることが最大のざまぁです〜