あらすじ
「魔法の威力は並、剣技の筋も凡庸。お前の席はない」
国内最高峰のS級パーティ『暁の光』から、無情に追放された剣士・ギルバート。彼らが求めたのは、マニュアル通りの「分かりやすい派手な才能」だけだった。
しかし、彼らは知らなかった。ギルバートが一切の無駄口を叩かず、ただ静かに、ギルドの地下倉庫でゴミ扱いされていた「一対の奇妙な鉄塊」を見つめていた理由を。
それは、あまりに複雑で狂気的な構造から、数年間誰も起動すらできなかった古代文明の遺物――魔導銃剣。
右の銃剣には『EISEN(アイゼン)』。
左の銃剣には『STAHL(シュトール)』。
独自の合理主義と冷徹な観察眼でその構造を見抜いたギルバートが引き金を引くとき、世界の戦闘セオリーは完全に崩壊する。
「間合いに入った? 違うな。お前が俺の射程に入ったんだ」
刃が触れた瞬間に炸裂する零距離射撃の破壊力。そして、猛烈な銃撃の反動を利用した超高速の変則起動。
魔法の常識に縛られたエリートたちが驚愕する中、追放された一匹狼は、凄腕のソロ美人冒険者ルクレティアと共に、世界の常識をスタイリッシュに蹂躙していく――。