あらすじ
王太子レオルドから「可愛げがない」と婚約破棄された伯爵令嬢セシリアは、そのまま“留学”という名目で国外へ追放されることになった。
女は黙って従っていればいい――そんな価値観に支配された祖国アストラ王国に嫌気が差していたセシリアは、リュミエール王国で新しい生活を始める。
最初こそ苦労したものの、自由な空気の中で知識を学び、図書館で働きながら穏やかな日々を送っていた。
だが五年後、祖国アストラ王国は内乱によって崩壊。王族は逃亡し、かつてセシリアを追放した第一王子レオルドも行方不明となる。
――そう、あの日までは。
「セシリア……助けてくれ……!」
夕暮れの街角で再会したのは、ぼろ布のような服を纏った“元”王子だった。
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