あらすじ

試合まであと一週間。 肩の痛みは限界に近づいていた。 サーブを打っても、スパイクを打っても激痛が走る。 それでも私は、「大丈夫」と自分に言い聞かせながらコートへ立ち続けた。 試合には出たい。 ここで止まりたくない。 そんな思いだけで必死だった。 だけど試合後、私を待っていたのは更なる絶望だった。 今まで当たり前に打てていたサーブが、突然入らなくなってしまったのだ。 届かない。 入らない。 何度打ってもネットに引っかかる。 静かに床へ転がるボールを見ながら、私は立ち尽くしていた――。

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小説を読もう2026/05/27
  • 現在の作品第十七話 届かないサーブ