あらすじ
歴史の偉人たちにも、ちょっと情けない日常がある。
千利休は寿司屋で秀吉から全財産を巻き上げ、
信長は本能寺の前夜まで光秀の頭髪を二十年いじり続け、
家康はカラオケで信長にマイクを奪われ「家、帰りたい」と内心呟き、
坂本龍馬は新婚旅行先でピストルをお龍に取り上げられ、
太宰治は熱海に置き去りにした檀一雄の怒りを「走れメロス」のネタにする。
戦国・江戸・幕末・文豪・西洋、時代も国境もまたいで、
偉人たちのちょっと残念な一場面を、関西弁の女将や番頭が
四十年の職人技でしれっとツッコむ。
「お代金は、申せませぬ。お客様の心づもりにて」
笑いの後に、ふと、ホロリ。
お気に入りの偉人を、お気に入りの状況で。