あらすじ
公爵令嬢レティシア・フォン・アルヴェール。
将来は婚約破棄からの公開断罪が約束された、由緒正しき悪役令嬢である。
……のだが。
その友人ポジションに転移してきたミナ・アサギリは、貴族社会と致命的に相性が悪かった。
「なんでみんなで一人いじめてるの?」
「王子って仕事してないのに偉そうなんだね」
「嫌味って陰で言うから怖いのであって、面と向かって言うならただの悪口では?」
悪気ゼロの現代感覚で、社交界の地雷を踏み抜き続けるミナ。
そのたび胃を痛めるのは、本来“悪役”のはずだったレティシアである。
「ミナさん!! それは革命前夜の思想ですわよ!?」
「えっ」
空気と建前と身分制度で回る封建社会。
そこへ放り込まれたのは、聖女でも天才でもない。
ただちょっと社会性が終わっている現代人だった。
これは、“社会不適合寄り現代人 vs 封建社会”によって、
悪役令嬢の方が止め役に回ることになった異世界勘違いコメディ。