あらすじ
入学式直後、旧校舎にある文芸部に訪れた天谷伊吹は、唯一の部員である花宮詩織と出会う。
花宮は、目を合わせるとその人の心が読めるという特性を持っていた。
花宮に選ばれ二人目の文芸部員となった天谷は、放課後の文芸部で静かな交流を始める。
誰よりも繊細で優しい花宮に心を読まれ、心の深い部分で繋がりあう。
俺の心はどうやら、全てバレているらしい。
ページを捲る音だけが聞こえる静かな空間で、向かいに座る先輩に、俺の恋情は隠し通せる訳がなく──
「ふふ、『女神』だなんて。天谷くんの言葉のチョイスには、毎度驚いちゃうなぁ……」
「……嬉しいよ。……でも、『可愛い』って思うなら、ちゃんと目を見て、口にして?」
嘘も隠し事も、好意も何もかもバレバレで、心までも愛される溺愛ラブコメ。