あらすじ
主人公・天沢璃生は父親が死んでから伯父の家で生活し、アルバイトで生計を立てている大人しい高校生であるが、時々不思議な夢を見る事があった。
ある日、学校帰りの璃生の前に魁普が現れ、
璃生・伯父・伯母に持ちかけたのは、璃生が資産家の亡金剛石の被相続人候補に挙がっており、金剛石の屋敷に住み込み行われる試験への誘いであり、璃生は誘いを受ける。
金剛石の屋敷には、璃生の他に、角田弓弦、渡瀬南朋、黄羽悠が受験者として集まり、屋敷の住人としては、管理者の魁、魁の執事の卯月禄朗、金剛石の前秘書・城崎しずるがいた。
受験の内容は金剛石が懇意して各自の親と同じ仕事をする事だったが、金剛石の遺言では各自の精神性を試す事が含まれ、その生前に財産を、後見対象だった魁さえ不明な場所に隠してしまっていた。
一方魁は独自の調査のために、人畜無害な璃生を助手として雇う。
候補者の滞在2日目、しずるの遺体が川下で発見され、屋敷にいた全員が警察の聴取を受ける。魁は璃生を使い、調査を続行する。
そんな中、璃生は夢をヒントに幼少期の記憶を取り戻し、魁に報告するが、同じタイミングで南朋が警察に連行されてしまう。
魁は金剛石が璃生に催眠術を掛け、財産の隠し場所の鍵にした事に気付き、しずるを殺害した犯人を炙り出すためにも、屋敷に残った者を財産探しに誘う。
魁が崖でしずるが殺された推理を披露すると、黄羽がその正体を現す。金剛石としずるの隠し子であり、魁の幼馴染の殺人鬼・御影が黄羽を殺し成り代わり、財産を奪う画策をしていた。その時璃生は、金剛石から託された記憶を取り戻し、石碑に御影を導く。しかし朝日に照らされた石碑を璃生から奪った御影は視力を失い、自ら崖に落ちて命尽きる。
【登場人物表】
天沢 璃生(10)(17)…高校生
魁 普(16)(23)…資産家
金剛石 勝家(70)…資産家
渡瀬 南朋(38)…オーナーパティシエ
角田 弓弦(43)…探偵事務所経営者
黄羽 悠(24)…IT企業社員
城崎 御影(16)(24)…殺人鬼・投資家
卯月 禄朗(67)…魁の執事
城崎 しずる(54)…金剛石の元秘書
加賀見(55)…ベテラン刑事
佐伯(40)…中堅刑事
栗鼠木(27)…若手刑事
天沢 優一郎(54)…会社員
天沢 憲子(50)…主婦・パート