あらすじ
普通の高校生・東雲悠真は、ある雨の日、たい焼きとシャープペンを手にした瞬間、“物語”が力として存在する異世界《メモリア》へ召喚される。
そこでは、人々の記憶や本、言葉を“白紙”に変えてしまう怪物《インク喰い》によって、世界そのものが滅びかけていた。
悠真が持っていたシャープペンは、選ばれた者だけが扱える武器《グラファイト・ギア》。 文字を書き、形にし、世界を書き換える力を秘めていた。
相棒は、なぜか王族を名乗るしゃべるたい焼き・タイガ=ヤキマル三世。
さらに悠真の前には、《白紙の魔女》と呼ばれる謎の少女・ルナが現れる。 敵として出会った彼女は、“物語は消えた方が楽だ”と言い放つが、その瞳には深い孤独が隠されていた。
仲間との出会い、巨大な筆の竜との戦い、消えた物語の秘密——。
やがて悠真は知る。 この世界を滅ぼしている黒幕が、“誰にも忘れられたくなかった存在”であることを。
これは、 「書くこと」で世界を守る少年と、 「消すこと」で痛みを終わらせようとする少女の、
想像力と物語を巡る異世界バトルファンタジー。