あらすじ
大学帰りにコンビニでプリンを買ったはずの水城結人は、気づけば異世界の神殿に召喚されていた。
滅びかけた王国を救うために呼ばれた存在。それは予言にある「異界の聖女」。けれど、召喚された結人は小柄で少女のように見えるだけの、れっきとした男だった。
最初に訂正しようとしたものの、泣きそうな王女エレノアや神官たちの期待を前に言い出せず、結人は聖女として扱われることになる。女性用の衣装、女官による世話、異界の作法という苦し紛れの言い訳。誤解は増える一方だが、結人には本当に瘴気を浄化する力があった。
王都を襲う魔狼を浄化した夜、ついに結人の秘密はエレノアだけに知られてしまう。しかし王国の混乱を避けるため、彼は表向き聖女のままでいることに。秘密を共有した王女は相談役として結人を支えるが、なぜか距離感まで変わり始める。
聖女扱いだけでも手一杯なのに、王女様まで妙に近い。
男だとバレたら終わりだと思っていた結人の異世界生活は、王女にだけバレたせいでさらにややこしくなっていく。