あらすじ
【世界から拒絶された異端児たちが、己の呪いを武器に神と魔に牙を剥く!】
――その力を引き出せば、命が削れ、人でなくなっていく。
三百年前、第六魔将・血皇ヴァルザークによって滅ぼされた東方の『緋の国』。
その絶望の底で、復讐のために魔族の呪血を取り込んで生み出された禁忌の力――それが『血気術』だった。
その最強の末裔である青年・ブラッドは、己の血に潜む呪いを超えるため、生身の剣技を磨く武者修行の旅を続けていた。
辿り着いたのは、欲望と陰謀が渦巻く「自由都市連合アルカディア」。
そこでブラッドが結成したのは、一癖も二癖もある「世界から弾き出された少女たち」とのワケありパーティだった。
傷を癒やすために闇魔法を操り、光の国を追われた破門神官・リーネ。
強すぎる魔力を恐れられ、魔封環で力を縛られたハイエルフ・シルフィーナ。
人間からも竜族からも差別され、捨てられる恐怖を隠して盾を構える半竜の少女・ポルテ。
国の思惑、商会の利権、そして宿敵「六魔将」の影。
絶望的な窮地に追い詰められ、大切な仲間を奪われそうになった時、ブラッドは自らの命を削り、封印していた漆黒の双刃――『血気術』を解き放つ!
力を使えば、着実に破滅へと近づいていく。――守るたびに、自分を失っていく。
それでもブラッドは、仲間の居場所を守るために、己を侵食する呪いの血を燃え上がらせる。
「あんたたちの居場所は、俺がこの双剣で切り拓く」
これは、復讐のために生きていた男が、同じ傷を持つ少女たちと共に「生きる理由」を見つける物語。
「血は宿命を刻む。だが、何のためにその血を流すかは、自分で決められる。」
呪いの血を宿した双剣の遣い手が、己のすべてを賭して世界の理不尽を叩き切る、超本格ダークファンタジー