あらすじ
家に飼育している動物たちが変異しました。
農業系の高校に通っている苺花は、朝3時の日課である卵と肉の確保のために鶏舎に向かうと、変異で自分と同じくらいの体長になってる鶏を見るも特に反応を示さない。
しかし、朝の支度を済ませて、ようやく起床した頭で愛馬でもあり自身の足でもある『キーマ』のもとへ向かうと、ようやく目の前に起きている現実を目の当たりにすることになる。
「なんで、しゃべれちょるん? キーマ」
キーマの変異に、目を丸くしながらも背に乗り込む苺花だが、学校に向かうと、さらに大きな変異の渦に巻き込まれることになる。
家畜をただの資源としか思っていなかった苺花。
しかし目の前には、資源と思っていた家畜【キーマ】が皮肉にも自分よりも高い教養を発揮し、不覚にも自分の助けになってしまっている。
――変異によって生まれる新たな生活と、自分の中で生まれる感情を自覚した苺花は、今まで通りの生活を送れるのだろうか。