あらすじ
「あなたの魂を回収しに来ました」
ある夜、高校生の神代悠斗の前に現れたのは、黒い着物を纏った死神の少女・シオンだった。
彼女は閻魔様の命令で、“本来とっくに死んでいるはずの魂”を回収しに来たという。
しかし――悠斗は死なない。
刺されても、事故に遭っても、心臓が止まっても。
何度死んでも、彼は必ず生き返ってしまう“不死身”の存在だった。
任務失敗を許されないシオンは、悠斗を監視するため人間界に滞在することになる。
学校へ潜入し、同じ時間を過ごすうちに、彼女は“生きること”の温かさを知っていく。
笑うこと。
誰かを好きになること。
失うのが怖いと思うこと。
感情を持たないはずの死神は、少しずつ悠斗に惹かれていった。
だが、不死身の力には“世界の理を歪める秘密”が隠されていた。
そして閻魔様が本当に恐れていたのは、悠斗の存在そのもの――。
「もし君を消さなきゃいけないなら、私は……」
死ねない少年と、彼を殺しに来た死神。
これは、終わるはずだった二人が紡ぐ、切なくて優しい恋の物語