あらすじ
深夜2時。コンビニのレジに立つ大学生の結衣には、3年間続けている秘密がある。毎晩時計の針が2時を指すと同時に現れる、スーツ姿の男性客。疲れた目元、緩んだネクタイ、そして必ず手に取るチキン南蛮弁当。「温めますか」「……お願いします」——たったそれだけの会話を頼りに、結衣は名前も知らない彼に恋をしていた。自分でも引くほど重い片想い。話しかける勇気もなく、ただ週5の深夜シフトで彼の声を聴くことだけが生きがいだった。ある日、ふとしたきっかけで関係が動き出す。そして知った、彼がこのコンビニに通い続けていた本当の理由——。600円のコンビニ弁当が繋いだ、不器用な二人の3年越しの純愛。世界一ありふれていて、世界一特別な恋の物語。