あらすじ
十三歳の少女・エレナは、“小さな地球屋”という不思議な店を一人で切り盛りしている。
店主だったババニは、一か月前に“遠環”へ旅立ってしまったが、いまだに、ババニを目当てで客はやってくる。
そんなある日、エレナの前に、不思議な制服を着た男の子が現れる。
彼が探していたのは、“北の海の夜”。
それは、遠すぎる場所との距離を縮める特別な“小さな地球”で、遠環への旅立ちに必要なもの。
「あなたしか作れないんです」
まだ自分を半人前だと思っているエレナと、どうしても遠環へ行かなければならない少年。
これは、広すぎる世界で、誰かに会いたい人たちの物語。