あらすじ
実家の引っ越し準備中、主人公・ウツキは押し入れの奥から古いアルバムを見つける。そこには、小学四年生の頃、友達と山へ遊びに行った日の写真が残されていた。
その日、ウツキは理由もなく「今日は山へ行ってはいけない」と強く感じていた。友達の誘いを断り、自宅へ帰ったものの、迎えに来た友達や母親に説得され、渋々山へ向かうことになる。
山では友達たちと弓矢を作り、“サバイバルゲーム”をして遊び始める。最初は何事もなく、ウツキも「やはり気のせいだったのか」と安心しかけていた。
しかし次の瞬間、友達が放った矢がウツキの左目の下へ突き刺さる。
幸い失明は免れたものの、あと少しずれていれば危険だったと医師から告げられる。ウツキは、自分が感じていた“嫌な予感”が、この事故を知らせていたのではないかと思い始める。
大人になった今でも左目の下には小さな傷跡が残っている。そしてアルバムを見返すたび、ウツキは考える。
あの日、自分は本当に未来を予知していたのではないか――と。