あらすじ
モルティバ帝国内に存在する世界を破滅から救った神が降臨したと言い伝えられている土地、エルゼバイルト侯爵領。その地を代々受け継ぎ守り、神々へ祈りを捧げているエルゼバイルド侯爵家の一人娘フィリシア。彼女は次代の守り手として日々修行に励み祈りを捧げていた。そんな彼女にも次代に繋ぐ義務がある。すなわち結婚をし子をもうける必要があるのだ。帝国内の権力・派閥争いがある中、候補として神から4家が選ばれた。侯爵領に隣接しているサムレス公爵家の次男、バルド・サムレス公爵令息、辺境の地を守っている辺境伯爵家の三男ルーベルト・アルシュベイ辺境伯令息、宰相の地位にいるグライン侯爵家の三男、サミュエル・グライン侯爵令息、そして帝国皇室の次男リュカリアス・モルティバ第二皇子が候補として上がった。
初めに会ったのはサムレス公爵家。しかし彼には問題があった。それは神々への祈りを本気にしていないということ。この世界が救われたのは何千年も昔の話である。それが今でも続いているなど信じられないと初めての顔合わせの際に言われていた。その後は形だけの婚約者候補として過ごしてきた。帝国貴族でありながら、帝国貴族として非常識な行動を取る男と彼女に救いの手を差し伸べ、支え支えられる関係を築く他の婚約者候補である3人。彼らは彼女を守るために強くなる。神から見守られている彼女を疎かにした不誠実な行いは必ず自分の元に帰ってくる。
これは自分の宿命から逃げず背負う彼女と、そんな彼女を支え寄り添い守りたい彼らのお話。