あらすじ
楽園ーー
その言葉があるだけで人の常識が狂わされる。
地下監獄の世界では重罪人に対して、国は世の楽園を提供する。
だが、その条件はD細胞の人体実験を受ける事。
適性が良ければ良いほど、上層へと上れる。
ユーフリアもまたD細胞のお陰で四層から三層に行き着いた。だが、記憶喪失である彼女は何もわかっていなかった。
そして、ある日囚人たちの間では「もしかして、楽園って、最上層にあるのではないか」と噂が広まった。
その上、また一つの噂が広まった。
「龍が存在している」と。無論、戯けごとだと思う者がいる。
ユーフリアはそれを信じない側に立ったが、ムメイという男が現れるまで全ては変わった