あらすじ
王宮の最奥、暗い書物庫に幽閉された皇太子アナストルクス。
現皇后に支配され、心を閉ざした彼のもとへ現れたのは―― 自称“天才少女”の家庭教師、メリーエリィだった。
「わたちは天才少女エリィ!囚われの王子様を助けるなんて、朝飯前なのでしゅ!」
八歳とは思えない知性。常識外れの発明。そして、真っ直ぐすぎるほどの言葉。
感情を失った王子の世界は、彼女によって少しずつ色を取り戻していく。
だがその裏で、王宮には前国王夫妻の死を巡る陰謀が渦巻いていた。
これは、“囚われの王子様”が愛を知るまでの物語。