あらすじ
日本を裏から支える名門・龍宮院家。
その三男として生まれた颯真は、魔力をほとんど持たない落ちこぼれだった。
一族史上最強の兄。
優秀で誰からも愛される兄。
そんな二人と比べられながら迎えた、六歳の契約の儀。
どうせ自分は失敗する。
そう思っていた颯真の脳裏に、突然、前世の記憶がよみがえる。
前世の彼は、この世界によく似たゲーム『神龍ノ國』をやり込んでいた高校生だった。
だが、目の前で起きる出来事は、彼の知るゲームの展開とは違っていて――?
魔力なし。
戦闘能力なし。
けれど、彼を見つけた“何か”がいた。
最弱の三男と、規格外の龍。
すれ違っていた家族。
そして、ゲームでは描かれなかった世界の裏側。
これは、落ちこぼれだと思われていた少年が、龍宮院家の中で少しずつ大切なものを取り戻していく、現代異能ファンタジー。