あらすじ
高校生の神崎蓮は、不登校気味ながらも幼い弟・空を大切に想っていた。
ある日、弟を抱き上げた瞬間、突如現れた魔法陣に飲み込まれ――兄弟は異世界へ転移してしまう。
目を覚ました蓮は、小さな翼と角を持つ最弱魔物“インプ”へと変貌していた。
さらに、唯一の家族である弟とも離れ離れになってしまう。
人間からは討伐対象として追われ、
魔物達は統率もなく死んでいく。
そんな絶望の中、蓮は知る。
弟・空が、“第十三王子”――魔王候補として生まれ変わっていた事を。
だが魔物社会に“家族”の概念は無い。
幼い王子を守る者など、誰も居なかった。
だから蓮は決意する。
――弟を守れるのは、自分だけだと。
歴史好きの高校生だった少年は、
最弱のインプとして知恵を武器に戦場へ立つ。
これは後に、
人類が“魔王軍誕生の始まり”と恐れる戦いの序章。
そして、
一人の兄が弟を守ろうとした物語。