あらすじ
道具の“心”が聞こえる不遇鑑定士・ゼノ。
しかし彼の能力【履歴鑑定】は、「非効率」「役に立たない」と蔑まれ、王都ギルドを追放されてしまう。
すべてを失ったゼノが辿り着いたのは、王都外れのゴミ捨て場。
そこで彼は、四肢の壊れた旧式魔導人形と出会う。
『サビシイ……ステナイデ……』
捨てられた道具の声を聞いたゼノは、ボロボロの魔導人形を修理し、「アイリス」と名付ける。
目は外れ、足の代わりは小さなタイヤ。
お世辞にも完璧とは言えないガラクタ少女。
それでもアイリスは、ゼノを「お父様」と呼んで慕い始める。
これは、
壊れたモノたちに愛される鑑定士と、
少しずつ“家族”になっていくガラクタたちの物語。
――そして誰もまだ知らない。
ゼノが繋ぎ合わせたその少女が、
世界の常識を覆す存在だということを。