あらすじ
「無礼者っ!!」
とある町のカラオケ店にて、弦祇このはと希宮莢は、出逢った。
「どうしてそんなによそよそしいの?私のこと、覚えてない?」
「はぁ!?私達さっき逢ったばかり──もしかしなくても、典型的なナンパ?!」
調子の良い女たらしの莢に、このはは反発を覚える。
女でありながら、時折、男のような面持ちを見せる莢。
その正体は、亡き王国『氷華』の騎士、カイル・クラウスの生まれ変わりだ。
一方、このはの通う私立西麹学園に、美咲さくらという少女がいた。
さくらは、氷華王国の最後の王女、リーシェ・ミゼレッタの生まれ変わりだ。
さくらは、カイルとの再会を待ち望む片や、同じ学校の上級生、このはに惹かれていた。
「このは先輩は憧れよ。それ以上でも以下でもないわ」
しかし、さくらの内心は、穏やかではない。
"このは先輩と一緒にいると、緊張するのに、何故……このまま時間が止まって欲しいなんて"
カイルとこのはの間で揺れる、さくら。
リーシェの魂を狙う、謎の教団。
さくらを巡って、敵対するこのはと莢。
このはに無限の愛情を抱く、銀月流衣。
政界の王者、善満。
彼らの運命の歯車が、今、回り出す。