あらすじ
春季天武祭――。
それは、世界中が熱狂する魔法戦術リーグ。
三チーム、あるいは四チームによる殲滅戦。
選手を一人倒せば一点。
最後まで生き残れば追加一点。
魔法。
戦術。
情報戦。
そして、盤面を読む力。
全てを使い、十ラウンドを戦い抜いたチームだけが頂点へ辿り着く。
海上隔離都市《エデン》へ入学した新入生・黒崎憂斗は、冬季天武祭を制した最強チーム《クラウン》の試合を見て衝撃を受ける。
戦場を支配していたのは、派手な魔法でも最強の前衛でもない。
小柄な銀髪の少女――最強オペレーター、白銀ノアだった。
「……面白い」
盤面を読み、戦場そのものを動かす。
そんな天武祭の世界に惹かれた憂斗は、オペレーターとしてチームを結成することを決意する。
だが、集まったのは問題児ばかり。
感覚派の前衛。
癖の強い後衛。
そして、まだ未完成な自分たち。
これは、“完成された最強”に挑む、無名チームの物語。
――“チェックメイト”。
そう告げる最強オペレーターの盤面を、俺は崩したい。