あらすじ
トワは、スピーカーと録音技術を作り始めた。
この世界では、音楽はその場で聴くもの。録音も拡声も共有もない。
そんな中で彼が作るものは、なぜか音を遠くまで飛ばしたり、過去の音を再生したり、同じ音をみんなで聴けたりするようになっていく。
本人は特に深く考えていない。試行錯誤していたら、そうなっただけである。
やがて王都を巻き込み、音は「その場のもの」から「みんなで聴くもの」へと変わり始める。
これは、ひとりの男の発明が、なんかよく分からないまま世界の音楽観を塗り替えていく異世界音響革命の物語。