あらすじ
お堅いバツイチ公務員の志信(しのぶ)は、思春期真っ盛りの息子・志遠(しおん)が部屋に飾っていた不気味な「アジアのお面」に大激怒。悪質な押し売りを疑い、無理やり志遠を連れて路地裏の怪しい雑貨屋『ナマステ堂』へと乗り込む。
そこにいたのは、ド派手な柄シャツにサングラス、じゃらじゃらとピアスをつけた、どう見ても東南アジア系のマフィア(チンピラ)風の男。激しくドン引きする志信だったが、男がサングラスを外すと、それは20年前、高校時代に親に引き裂かれた初恋の相手・龍生(りゅうせい)だった!
人生で一番会いたくなかった、そして一番会いたかった男との、40代からの切なくも騒がしい「再恋(さいれん)」の物語。
登場人物説明
神谷 志信(かみや しのぶ)41歳
職業:市役所の戸籍住民課
性格:四角四面でプライドが高く、素直になれない。
現状:妻の浮気が原因で2年前に離婚。男手一つで息子を育てるシングルファザー。
沢渡 龍生(さわたり りゅうせい) 41歳
職業: アジア雑貨店『ナマステ堂』の雇われ店長
外見:肩までの長髪、ド派手なエスニックシャツ、じゃらじゃらピアスにサングラスと、怪しさ満点。
性格:自由奔放でフレンドリー。少し意地悪だが、志信のことになると過保護になる。
背景:高校中退後、バックパッカーとして世界を放浪。インドで出会った謎の老人に気に入られ、店を任されて日本に戻ってきた。
神谷 志遠(かみや しおん)中学2年生(14歳)
関係:志信の息子
性格:思春期真っ盛り。父親の堅物な態度に「マジうざい」と反抗しがちだが、根は素直で良い子。
現状:『ナマステ堂』の常連で、龍生のことを「リュウのアニキ」と慕い、スパイスカレー作りを教わっている。