あらすじ

目を覚ますと、そこは外界から完全に遮断された純白の隔離病棟。 身に覚えもなく連れてこられた僕――真喜志真澄と、同じ『検診衣』を身に纏った六人の少女たち。 混乱する僕たちの前に、無機質なチャットが届く。 三日に一度、誰かの『シンジツ』が送信されます。 被験者の皆様は、投票で『ウソツキ』を決定してください。 それは、九日間の臨床実験という名の、あまりに理不尽なゲームの告知だった。 監禁された僕たちはそれぞれが【症候群】という特殊な異能を発現させた者たち。 当たり前だと思っていた日常が崩壊した。 誰も他人に投票しなければ、誰も死なずに全員でここを抜け出せるはず。 僕の言葉に、少女たちは潤んだ瞳で頷き、手を重ねて「みんなで協力しよう」と微笑み合ってくれた。 僕たちの間に、確かに絆が結ばれたのだと信じていた。 だが、三日目。最初の投票時間が訪れる。 巨大なモニターに映し出されたのは、僕以外の全員が綺麗に『0票』―― そして、僕の欄にだけ刻まれた、逃げ場のない『6票』という満票の事実。 昨日まで健気に笑い合っていた少女たちは、一切の躊躇なく、僕を「排除すべき存在」として切り捨てていた。 これにより、最初の【処刑】が執り行われる。 それは、少女たちの嘘と策略によって、哀れな生贄を選定していく残酷なゲームの開始だった。 絶望と怨嗟の中で、すべてを奪われて息絶えたはずの僕。 だが、次に目を覚ましたのは、初日の『眩しいほどの白』の中だった。 ――僕は生きている。 騙され利用され、惨殺された哀れな1周目は終わった。 少女たちの「嘘」と、自身の脳に起きた「異変」の謎を解き明かすため、地獄の『2周目』が幕を開ける。 ※作品の無断転載・翻訳・配布は一切許可しておりません。

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カクヨム
カクヨム2026/05/25
  • 現在の作品隔離病棟シンジツ裁判 〜信じていた少女たちにハメられて処刑された僕は、二周目の世界では彼女たちの『シンジツ』を暴き、その狂気に寄り添うことにした〜