あらすじ
記憶を失った男ジンは、森の中で目を覚ます。
自分が何者か分からない。だが身体だけが、異常な戦い方を覚えていた。
辺境の村でシオンに助けられたジンは、静かな暮らしを始める。
しかし近隣の村が、白い霧に沈んだことで日常は終わる。
村人たちは死んでいない。
白い膜に包まれ、穏やかな顔で眠り続けている。
その現象の名は《白葬》。
人を殺さず、心だけをどこかへ連れ去る白い葬送。
そして人々は噂する。
白葬の魔王が来た、と。
白い眠りに触れた時、ジンの中で失われた何かが疼き始める。
過去を持たない男は、シオンと共に白葬の謎を追う。