あらすじ
サーサーン朝ペルシア。先王の時代、武勇と民望を備えながらも王位に就くことを許されなかった王子がいた。その血を引く幼子は、新王ホスローにとって、脅威ともなりうる存在である。
東方の辺境。砂漠と山脈のあいだにひらけた国境の地で、少年は偽りの名を与えられ、老将とその家族に囲まれて育つ。
しかし時が経つにつれ、秘められた血筋は、もはや辺境で隠し通せるものではなくなっていった。少年を守ろうとする者と、王の側に立とうとする者。彼らの振る舞いは家族と主従の絆を試し、その選択が運命を変えていく。
史家プロコピオスの記した戦史には、ザメスの子クバードと名乗る人物について、わずかな行とともに、来歴への疑いが記されているにすぎない。
秘められた血筋は救いとなるのか、それとも新たな災いの種なのか。
※本作は史実を基にしつつも、創作上の改変を含む。
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毎週月曜日・金曜日の15時に更新します。
全13話。執筆は終えており、最終話まで予約投稿も完了しております。
こちらの作品は独立した一作品としてお読みいただけますが、時系列としては『プロコピオス戦記 ― 隻眼将軍 ザメス ―』の続編となります。
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