あらすじ
『魔王城のWi-Fiだけ異常に強い件』あらすじ
異世界に転移したネットワークエンジニア・相沢悠真が最初に絶望したのは、
魔物でも魔王でもなく――“圏外”だった。
だが、絶望の中で彼のスマホが拾った唯一の通信。
その発信源は、
世界最恐と呼ばれる「魔王城」。
しかもSSIDは、
【DarkLord_Free_WiFi】。
恐る恐る接続した悠真を待っていたのは、
崩壊寸前の魔王軍通信インフラだった。
パスワードは「1234」。
基幹システムは設定ファイル直書き。
障害対応は気合い。
会議は無駄に長い。
さらに魔王本人は、
「皆が自由に使えたほうが平和じゃない?」
と城内フリーWi-Fi化を進める配信好きのダメトップ。
だが、この世界では通信こそが国家を支える命綱だった。
物流、防衛結界、魔導兵器、都市機能――
すべてがネットワークに依存している。
そんな中、勇者軍による大規模サイバー攻撃が始まる。
悠真は剣でも魔法でもなく、
“インフラ設計”と“運用知識”を武器に、
魔王軍の通信網を立て直していく。
これは、
世界最強のWi-Fiから始まる、
異世界インフラ改革ファンタジー。