あらすじ
始まりは、週刊誌にイケメンブレイク俳優、早瀬卓は妻子持ちであると記事が出たことだった。早瀬卓 31歳ー通称タクは、半年前にブレイクした遅咲きの俳優だ。長い下積みを経て仕事も軌道にのり、運命の妻との関係は居心地がよく可愛い子供にも恵まれて何の不満もなかった。
しかし、ブレイクして半年、周りがチヤホヤしモテ始めた中で、ある煩悩がタクを悩ましていた。それはスタイリストのさっちゃんと
「一回だけ、一回だけ寝てみたい」
という、世間的には確実に「ゲス」と呼ばれる煩悩だった。
それでも、やはり運命の妻があっての自分なのだと妻をいとおしく思う気持ちは変わらない。でも、どうして、ブレイクした後に妻と出会わなかったのか。そんな後悔にまで苛まれるようになる。
しかし、マネージャの田代によって、その秘めた思いは妻に伝わってしまう。タクの心の変化を感じていた妻は意外なことに
「一度だけならいいよ」
と、言ってくれたのだ。
出会った頃から一つだった運命の妻との関係が二つに離れていく中で、始めは反発していた二つの関係が一つになっていく。
プラスとマイナスでゼロの関係を目指す運命の妻と、愛によって何かを生み出したいさっちゃん。その間で揺れる愛が一つになろうとする姿を描きます。
結婚とは…?
1人の人を愛し続けるということは…?
「愛とは相手ために犠牲になるのではない。一つになるために犠牲になる」
この言葉を卓、ミサキがどこまで実現できるのか!?
物語は続きます。