あらすじ
1300年前の恋の歌が、現代の恋にリンクする――。会いたくて、言えなくて、泣きたくなる。そんな’会えない夜’に読みたくなる、万葉集の和歌から生まれた切なくて愛しい恋物語。いま、万葉の恋が、わたしの恋と重なる。
〜第1話〜「君し踏みてば」
4月に転任してきた美術の先生に秘かに思いを寄せる泉。千曲川での写生大会の日、どこを描くか迷っていると、先生に声を掛けられ、うれしい気持ちに!しかし、名前で呼んでもらえず、先生の中の自分の存在の小ささに悲しくなる。泉の切ない恋心が1300年前の和歌とリンクする。
恋ひ恋ひて、君を想ふ――
それは、いつの時代も変わらない。