あらすじ
かつて人気アイドルグループの一員として活動していた神代蓮は、現在は地下ライブハウスで細々と活動する落ちぶれたアイドルとなっている。かつては努力と執念でステージに立ち続け、ファンの期待に応えることだけを支えに生きていたが、ある出来事をきっかけにその信念は崩壊した。信じていた幼馴染であり初めてのファンは、純粋な応援者ではなく、アイドル業界への接点として神代を利用していたことが発覚する。さらに炎上騒動の中でグループは神代を守ることなく、彼は孤立したまま脱退に追い込まれた。その後、元グループは新メンバーの加入によって急成長し、かつて自分が立っていた場所は遠い存在となる。現在の神代は、ファンを信じることをやめ「金」としてしか見ない冷めた価値観でステージに立っているが、心の奥では再びアイドルとして輝きたいという未練を捨てきれていない。そんな中、神代のもとに天真爛漫で才能に満ちた新人・天音湊が加入する。湊は過去の神代に憧れを抱きながらもそれを隠し、ただ純粋に「一緒に最高のアイドルになりたい」と願う存在だった。神代はその眩しさに戸惑いながらも、再びアイドルとしての感情を揺さぶられていく。