あらすじ

―ここは別世界、名は幻想郷と呼ばれるところ― ここには様々な人種が暮らし、しかし平和と安寧が確かにあった。 人間、妖怪、吸血鬼、魔法使い、半人半霊、鬼、天狗、様々な神々など。 そしてここにたった一人の人間の子が人間の里で活気ある生活を送っていた。 名は火ノ華、燃えるような赤い神の成人一歩前の少女だ。 その活気ある男勝りな風貌の少女は軒先で客人の相手をしている。 「ありがとー!家はいつでも包丁から鎌やナイフも研ぐからねー!」 「ありがとね火ノ華ちゃん、新しい鎌を買うより安く済むしまたしばらく長持ちしそうだよ」 「おっちゃんにそう言ってもらえたらありがたいよ。また野菜買いにいくねー!」 そんなやり取りを家の中から見ているオッドアイの少女が目の付いた傘を片手にポツリとつぶやく。 「火ノ」 「あによ」 「新しく鎌買ってくれないと生活困るでしょ、私はともかく貴方は人間なんだから」 「(頭を掻きながら)大丈夫だよ。今から家の物が良いと知れば評判良くなって他の物も買いに来たり、無いと分かれば特注で依頼が来るんだから小傘」 「そうかなぁ~、火ノがそれで良いならわちきは文句言わないけど~」 「はいはいキャラ作りキャラ作り」 「・・・(ぐすん)」 小傘と呼ばれた少女は傘を開いてくるっと1回転させてから出かけようとしていた。 「それじゃあ、お仕事行ってくるね」 「好きだね子供」 「私じゃないと子供達は笑顔で遊べないからね」 「まるでママさんだよ」 「いいの!また夕暮れには戻るからね~」 小傘はふわりっと浮くと西の方へ飛んで行った。 「さぁ、私も幻の刀を作るために今日も精進するぞー!」 ここは幻想郷、様々な人種が暮らす場所。 人間の鍛冶師の子は今日も熱く槌を振う1日が始まった。 「くっくっくっ・・・あの子、家の屋敷の使用人にしたいわね」

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小説を読もう2026/05/24
  • 現在の作品転移先幻想郷~鍛冶子孫繁盛記~