あらすじ

深夜の公園に、名もなき怪異が現れるという噂がある。 見た者によって白い影だったり、黒い人だったり――正体も名前も誰も知らない。 中学三年生の六分儀海斗と高校二年生の六望陸。 二人は「視える者」として、夜な夜な穢れを祓う日々を送っていた。 ある日、海斗はクラスメイトから奇妙な噂を聞く。 公園のトイレの落書きが、毎晩変わっているという。 『どこ』『だれ』『さがして』―― 画像投稿サイトに上がった写真は、すべて全く同じ画角。 固定カメラがあるわけでもないのに、なぜ? そして最新の投稿には、こう書かれていた。 『みつけた』 二人が夜の公園へ向かうと、トイレの前に赤いワンピースの少女が立っていた。 顔は前髪に隠れて見えない。彼女は何も言わない。 そして、トイレの奥から聞こえる水音。 壁の文字が、黒く滲み始める――

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カクヨム
カクヨム2026/05/24
  • 現在の作品名もなき怪異の夜