あらすじ

「王様、種を蒔くだけでよいのです——」 友安国の初代国王・寿安(じゅあん)は、男色であった。 世継ぎを産ませるため、己の愛する近侍に正室と側室を抱かせるという狂気的な策を講じる。 やがて時期を同じくして、二人の皇子が産まれた。 ある満月の夜。 側室の赤子の枕元に現れたのは、瑞兆の「白神」と、災厄をもたらす「黒神」の二頭の鹿であった。 相容れぬ二つの光は渦を巻き、激しく爆ぜ、幼き王子の胸の中へと吸い込まれていった。 それから五年—— 国王の嫉妬によって、突然、平穏は血の色に染まる。 子の目の前で惨殺される母。 護衛の剣が迫り、幼き子が赤く目を光らせた瞬間、王宮を揺るがす黒い炎が天井へと立ち上った。 「絶対に、許さない——!」 呪われた叫びとともに、すべては爆ぜ、そして消えた。 【更新について】 基本的に週一更新を目標に頑張りたいと思います。 時々お休みをいただくなど不定期になるかもしれません。 じっくりと物語を紡いでいきたいと思っておりますので、のんびりとお付き合いいただけたら嬉しいです。

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カクヨム
カクヨム2026/05/24
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