あらすじ

昭和二十三年、八月。 死刑を宣告された元陸軍大尉・久世鉄郎は、絞首台ではなく、船名を塗り潰された貨物船へ乗せられた。 同じ船にいたのは、戦後日本にとって都合の悪い九人の戦争犯罪人たち。 五日後、彼らは「本日付で全員処刑された」と告げられ、海図にない孤島・第七番島へ流される。 そこは、人の声を真似る獣、森を支配する巨大生物、浅瀬に潜む海蛇竜が棲む、外界から隔絶された島だった。 水を探し、火を守り、仲間を疑いながら生き延びるうち、彼らは知る。 自分たちは裁かれたのではない。 国家が隠した罪ごと、地図の外へ捨てられたのだ。 ならば、ここで何を作るのか。 暴力の国か。記録の国か。赦されない者たちの国か。 戦争犯罪人たちは、竜の島で新しい国家を建てる。

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小説を読もう2026/05/24
  • 現在の作品絶海竜国──戦争犯罪人が地図にない島で古代生物から逃げ延び、新国家を建てる話