あらすじ

JR、阪急、阪神、地下鉄……。 巨大なターミナルが絡み合い、増殖を続ける大阪最大の地下街、梅田。 そこは、一度迷い込めば二度と地上には戻れない「迷宮(ダンジョン)」だった。 案内板は気まぐれに嘘をつき、まっすぐ歩いたはずなのに同じ改札へ戻る。 出口はある。けれど外へは出られない。 迷い込んだのは、梅田を甘く見た若者。 家族に疲れた主婦。 終電を逃した氷河期世代のサラリーマン。 そして、亡き妻との思い出を辿る老人。 彼らを見つめるのは目力の強い警備員と、無数の目を持つ“メダマン”。 呑まれる者。 自ら残る者。 数えられる者。 数えられない者。 笑えて、ゾワッとして、ときどき切ない。 都市の地下に広がる異界を描く、連作コミカルホラー。 今日もまた一人、梅田に呑まれていく。 ――あなたは、無事に帰れますか?

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小説を読もう2026/05/24
  • 現在の作品梅田迷宮譚