あらすじ
「えっと、こっちでいいのかな?」
うーんと言ったような顔をして、くるくると丸めて巻いていた不思議な大きな木の絵が描いてある古い地図を広げて見ながらぱん姫は言った。
ぱん姫はとっても、とっても大きな大きな木の幹に巻きついた植物のつるのようものの上に立ちながら、近くにある同じようなつるを持って、もうあんまりよく見えない大地の上に(ぱん姫の周りは青色の空だった。白い雲と同じくらいのところにいた)落っこちないように気をつけながら、大きな木を上に上にのぼっている途中だった。
ぱん姫がいるところは『聖なる木ツリー』と呼ばれている空で届くようなとっても大きな神様の木で、その一番上を目指して、ぱん姫は聖なる木ツリーをのぼっているのだった。
空の高いところに吹いている冷たい風が、ぱん姫の桃色のりぼんでまとめてポニーテールの髪にしている、長くて美しい亜麻色の髪と羽織っている桃色のマントを揺らしている。